技術職が故の苦悩

技術職な私

舐められやすい人間から脱出

突然ですか私は先日、怒り狂っていた。
20代前半で技術職になってから、ずっとずっと悩ましかったことがまた繰り返される。

言葉は悪いが、いわゆる私は舐められやすい人間だ。

浅はかな人達は、自分より馬鹿で頭の弱い人間だと私を決めつけ、そして攻撃してくる。
この人には多少なら何をしても何を言ってもよいと思われている。

私が技術職という立場にいるが故に、
彼らが問題を抱えて困った時は猫なで声で頼み事をされ、
その頼み事の結果を私が出したら、手のひらを返して上から見下してくる。
「だろうね、そうだと思ったよ。それで?」って。

そして結果が出なかった時も、もちろん上から目線で説教垂れてくる。

どっちにしろ不快だ。
それがいつものパターンだ。

PDCAサイクルをぶん回して、対策しよう

何を隠そう、私は今も技術職だ。何

事務職で採用面接に挑もうが、
パートとして入社しようが、
どこかの工場で働こうとすると必ず技術職へ配属、もしくは異動の打診がある。

ひどい時は時給860円のパートのままで
開発部へ異動、正社員と同じ仕事をしろと言われた。
…これはさすがに、速攻転職した。

誰が好き好んで安い給料で技術職をやりたいものか。
技術職の嬉しいところはほんの少し給料がいいところなのに。

そんなこんなで、必ず私はどんなに逃げても転職しても技術職へ戻される。
これはもう避けられない事実だ。
なぜなら、私は新卒で入った上場企業で技術開発部門に配属されたからだ。
(但し、退職金がもらえる入社して3年後に、速攻辞めた。)

これまで転職した企業では、必ずといっていいほど、
貴方は技術開発をご経験とのことで…
という本人の意思ガン無視で万年人手不足の技術部門へ
行かされる、ほぼ100%の確率でだ。
ちなみに今の会社もだ。
私は製造職希望で応募したのに。

いつ私が技術職に戻りたいとか言ったのか。
私は穏やかに仕事をして定時で帰りたい。
お給料の分だけ、全力で働き、そして定時で帰りたい。
何度も言うが、定時で帰りたい。
もう60時間の残業や休日出勤は嫌なのだ。
ストレスのかかる環境から離れたいのだ。

なぜわかってもらえないのか。
なぜ私の話は聞き届けてもらえないのか。
それに加えて私が技術職に行ったら、必ず嫌な思いをする。
全員ではないが、必ず見下す、小馬鹿にする奴に出くわす。

これは技術職だからってわけではないかもしれないが、
私は技術職が故にこういう思いをするのがどうしても嫌なのだ。
他にもストレスのかかる仕事だ、こんな嫌な思いはしたくない。

私が舐められる理由は複数ある、自覚している。
そこで今回は技術職らしく、PDCAサイクルをぶん回して、
改善させてみよう。

P:計画

言葉は大変悪いが、舐められないようにする為の計画を立てよう。

まず見た目。私はアラフォー手前だが、未だに20代半ばに間違われる。
絶対に絶対に誤解しないで頂きたいのだが、
自分のことを若くて可愛いと言いたいわけでは決してない。

ただ本当に童顔に見えるだけなのだ。
私の母もそうだ。
弟の結婚式では、カメラマンに母親ではなく彼の姉と間違われた。…ぇ
当時彼女はアラフィフ、だいぶきつい冗談だ。
後から聞くと、私は親戚の子と思われたらしい。

あと激浅奥二重だから、二重の人特有のシワとかもない。
こうして考えてみると、見事に残念な理由だ。

そして私は挙動不審だ。
あとHSPだと思っている。

だから周りの視線や空気感に敏感で、
キョロキョロしてしまったりする。

人の顔色や機嫌を察知するのは無駄に得意だし、
失礼のないようにできる範囲で言葉も選ぶようにしている。

…そこが行き過ぎているのではないか?

必要以上に相手に気遣ったり、嫌なことを言われても
多少ならば何でもないかのように受け流している。

まずは見た目、そして対応を変えよう。
失礼な奴には優しくする義理はない。

これからも仕事で関わるから…と
いつも苦笑いでかわしていた私はもういない。何

D:実行

まずは見た目を変えることにした。

転職先では穏やかで害のない人間に見られるように(笑)、
髪色のトーンを落とし、10個近くあいているピアスを外し、
化粧も薄くした。もちろんアイラインなんて引きません。笑

そんな自分を抑え込んだ見た目をすぐに辞めた。

髪はブリーチなしで出来る範囲の1番明るい色にし、
ピアスはちょっと遠慮して半分程度つけて、
アイメイクがっつりしてやった。満足。

ちなみに転職先の労務規定には一切触れていません。

そして失礼なこと、嫌なことを言ってくる人との言い争いは疲れるので、
「そうなんですね。」と背筋も凍るトーンで言い返し、
すぐにその場を離れる。

そしてどうしても我慢できない時には、
はっきり堂々と拒絶する。
相手は理不尽なことでキレているのに、
黙って申し訳なさそうな顔を作っていた私はもういない。


時には罪悪感を感じることもあった。
でもいいのだ。
もういい子になる必要はない。

相手が失礼なのに、なぜこちらもいつもまでも
丁寧に接する必要があるのだ。

これから仕事で関わるかもしれない、
その時に協力してもらえないかもしれない、
でも、これでいいのだ。


その時は自分の仕事をできる範囲で、一生懸命やればいいだけだ。
快く協力しもらえなくても、最悪その旨を上長にチクるだけだ。
例えば、子供は作らないのかとか、プライベートの質問に答える義理はないし、
貴方のせいで…とか、勝手に容疑者にされてまで優しくする必要はない。

大切なことは自分の意思表示をしっかりすることだ。
自分が不快感を感じたのに、それを無視して
相手に微笑む必要がないことをこの歳になってようやく理解した。

ルールに違反していないのならば、
勝手に妄想で作り上げた周りの願望に応える必要はない。
好きな恰好でいていいのだ。

中には陰であの子…とかなんとか言っているおばさまもいるが
言いたい人には言わせておけばいいことを覚えた。

穏やかで害のない人間(笑)に見られるようにする必要はまったくなかった。

でも頭皮大事にしたいから、ブリーチはやめときます。何

C:チェック

これを徹底してやった。
正直、毎日毎日良い人キャンペーンで過ごしていた私には辛かった。

今までとは違ったストレスを感じることもあった。
孤立感を感じることも多くなった。

でも私は、はっきり言ってこの選択を選んでよかった。

職場を出たらこの人たちと関わることはないし、
仲良くしたいと思えた人とだけ会話を楽しめば良い。

もちろん普段は失礼のないように、
これまで通りしている。

問題は、私のことを見下すような態度をとっていた人たちだ。

この人にはこういう失礼なことをしても大丈夫、
そう思わせた私にも問題があった。

だからはっきり拒絶することにした。

この選択をしてよかったと心から思っている、今では。
最初はみんなに優しく出来ない自分に
無駄な罪悪感に駆られていたが、そんなものは消え去った。

但し、私にも反省すべき箇所は多々ある。

見下されているという被害者意識が強すぎて、
相手はただ自分の意見を言っていただけなのに、
私が過剰に反応して悪いように受け取っていたこともあった。

もちろん悪意があってこれまでみたいな対応をした人が多いが
中には言葉が足りなかっただけで、ただ自分の意見を言った人もいた。

今まで私は自分の意見をあまり言えなかった。
否定ばかりされるのに、言えるような心理状況ではなかった。

でも今回こんな感じで自分と向き合ってみて
周りに自分の意思を表示できるようになって、
初めてわかったこともあった。

いい経験でした。

A:行動

これまでの反省を生かして、
イエスマンを辞め、意思表示をし、
自分なりに毅然とした態度で接するようになって
もう1度自分の仕事について考えるようになった。

今まで周りに流されてばかりで、
周りの人たちに合わせて、自分の意思表示をしてこなかった。

だから自分の中で、ぐるぐるしている思いや考えを
ピックアップして見てこなかった。

だが、今回の出来事をきっかけに、
少しずつ自分と対話できるようになった。
選んだこの言葉が正しいかわからないが。

まず、私はなぜこんなにも工場で働くこと、
どこかの会社に勤めることに執着しているのだろうと
考えるようになった。

私が工場で働く理由はなんだろう、
技術職に配属されたのならすぐに辞めればすむ話なのに、
なぜ言われるがまま、そのまま働くのだろうと。

工場で働く理由は簡単だ。
私の中で、工場での仕事は他の業種に比べて
人との接触が少ないと思い込んでいる。

16歳の春休み、某テーマパークでバイトした時、
心から接客業の方を尊敬した。
HSP気味の私には向いていないと痛感した。

あと工場で働けば、お金の心配をすることがない。

健康保険も年金も安心だし、何よりボーナスがある。
年間休日も130日程度あるし、有休もある。
本当にありがたい限りだ。

だから私は安定を求めて工場を選んでいる。

でも果たして本当に安定だろうか。

今勤めている会社はほんの数年前、大量リストラしている。
いわゆる肩たたきの話があったことは先輩から何度も聞いた。

リストラしすぎて足りなくなって入ってきたのが私たちだ。

感謝はしているが、安定しているとは言えないだろう。

あと技術職に配属されるとわかっても辞めない理由は
本当はずっとわかっていた。

メンタルが底辺を迎えた後、絶対絶対必ずその後に嬉しいことが起きる。
仕事が納得のいく結果になったり、報告書が完璧に仕上がって達成感を感じたり。

この感情の下り上り、ジェットコースター感がたまらないと感じてしまう、
欲してしまうどうしようもない自分がどこかにいたのだ。

口では穏やかに過ごしたい、と言いつつも
この想像するのも容易いドラマのような展開を楽しんでいたのだ。
救いようがない。笑

でも今回のこの出来事で私は完全に変わった。

もうこの自分の感情のジェットコースターに酔うような仕事のやり方を
手放そう、やめようと。

穏やかに毎日を過ごすような仕事を選ぼうと。

またPDCAサイクルぶん回さないとな、
長くなるから今日はこの辺で終了します。

またいつか書きます。

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